思い出いっぱい“船上教室”

 「夏休みの思い出づくり」と題して、シロギスを対象にした「親子釣り体験教室」(日本釣振興会・日本釣りジャーナリスト協議会共催、浦安「吉野屋」協力)が、このほど木更津沖で開かれた。本県をはじめ東京、埼玉、茨城から222人が参加。シロギスの浅場からのダイレクトな引きを楽しんで親子のきずなを深め、去り行く夏の思い出の1ページとした。との笑顔いっぱいのふれあい教室を報告する。

 午前7時すぎ、浦安「吉野屋」に続々と集結する親子太公望たち。受け付けを済ませ、指定された10隻に分乗。開会式の後、8時すぎ、船のもやいが解かれ、航程50分ほどの木更津沖を目指した。

 当方はインストラクター役として釣友と一緒に同宿の若大将、吉野公大船長が操舵する1号船でお手伝い。ポイントに到着し、船長の合図で“船上教室”の実釣開始。

 船中1番乗りは右舷ミヨシ寄り、埼玉・狭山市から来た小3生の手塚陽奈子さん。15センチ級の一荷で3年連続参加の実績を見せつけ、「お前、やったね」とお父さんもニッコリ。当方のカメラに収まるはじける笑顔がかわいい。

 左舷ミヨシは船橋市の嵯峨さん一家4人。「お父さん、お母さんには絶対に負けない」と小3、小5の兄弟が良型をヒットさせてガッツポーズ。

 胴の間には茨城・土浦市から参戦した岡野さん一家。ハゼ釣りはやったことがあるが、船釣りは初めて。船酔いが心配だが、3人で20匹釣るまで頑張るとファイト満々だ。

 外道のイイダコ、ハゼ、イシモチ、ヒイラギもまじり、「おじさん、この魚の名前はなに?食べられるの…」。チビっ子たちの質問が相次ぎ、カメラマン役を兼ねる当方は大忙しで、汗ダラダラ。右舷、左舷を駆け回るのでギブアップ寸前。年齢を痛感したのだ。...

今週の見出し

飯岡沖 狙えるヒラメ
飯岡沖 フグ、ハナダイも好調
木更津沖 イイダコ始動
富津沖、アジ“絶好釣”
館山湾のカワハギ良型


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