香取で10月「発酵食品サミット」 市や商議所、多彩な催し用意 持続的な地域活性化を 香取支局・中瀬健太 【ちば最前線】

 発酵食品や文化の魅力を発信する「全国発酵食品サミット」が香取市佐原地区で10月26、27日に開かれる。江戸時代に利根川の水運で栄えた同地区は酒や醤油(しょうゆ)の醸造業が盛んだったこともあり、市の担当者は「一過性のイベントで終わらせず、持続的な発酵によるまちづくりを推進し、地域活性化を図っていきたい」と意気込む。

 市や佐原商工会議所によると、江戸時代の佐原は江戸への販売を目的に酒や醤油の醸造業が盛んで、江戸の食文化を支える地域として発展した。人口約5300人のうち約2500人が酒造りに従事していたという記録もあるという。

 同サミットは、毎年全国各地で開催されており、県内では神崎町が2013年に関東で初めて実施した。今回のイベントでは、香 ・・・

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