【速報・追記あり】千葉ポートアリーナ停電原因は「安全装置誤作動」 中止のバスケB2プレーオフ決勝第3戦は実施せず 年間優勝は決定次第発表

バスケットボールBリーグ2部プレーオフ決勝第3戦の試合前に停電した千葉ポートアリーナ=19日、千葉市中央区
バスケットボールBリーグ2部プレーオフ決勝第3戦の試合前に停電した千葉ポートアリーナ=19日、千葉市中央区

 バスケットボールのBリーグは20日、19日に千葉ポートアリーナ(千葉市中央区)の停電により中止となった2部(B2)年間優勝を決めるアルティーリ千葉(A千葉)と富山グラウジーズによるプレーオフ(PO)決勝第3戦について、再試合を開催しないと発表した。会場を確保できないことが理由。年間優勝やPO最優秀選手賞(MVP)は決定次第発表する。両チーム優勝や、優勝チームなしとする案があるという。

 同アリーナを所有する千葉市は20日、同アリーナの停電の原因について、漏電が起きた際に事故を防ぐため電路を遮断する安全装置の誤作動だったと発表した。故障機器は1991年の建設当時から使用しており、今年1月の点検で異常は見つからなかった。故障機器は同日に交換。21日も確認作業のため休館し、一般貸し出しが予定されている今週末までの再開を目指す。

 第3戦は19日午後6時から同アリーナで開催予定だった。午後4時半過ぎに停電が発生し、復旧の見込みが立たないとして試合開始直前に中止が発表された。午後5時までに千人弱の来館者がいたが、けが人はなかった。

 PO決勝は2戦先勝方式で行われ、17日の第1戦は富山、18日の第2戦はA千葉が勝ち、19日の第3戦までもつれ、A千葉は初優勝を目指していた。



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