2025年3月21日 05:00 | 有料記事

JR船橋駅前での第一声でプラカードを掲げる聴衆にマイクを向ける立花氏(左)と、聴衆を誘導する黒川氏(右)=2月27日、船橋市
今回の千葉県知事選は、告示前から他候補の応援目的で立候補する「2馬力」行為を巡る問題が県内に持ち込まれるなど異例の選挙になった。当選を視野に入れずに県外で選挙運動を行った候補者、他陣営への迷惑行為を辞さない候補者が出馬。インターネットの動画サイトやSNSの普及などを背景に、公職選挙法が想定していない運動が展開されて物議を醸した。選挙の在り方自体が問われる面が目立った知事選になったことは否めない。
知事選への出馬意欲を示していた政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)は2月7日、立候補の表明とともに現職の熊谷俊人氏(47)を応援する2馬力行為を行うとし、昨秋 ・・・
【残り 807文字】