元横綱白鵬の宮城野親方が退職 協会関係者が明らかに

宮城野親方

 大相撲で史上最多の優勝45度を誇る元横綱白鵬の宮城野親方(40)=本名白鵬翔、モンゴル出身=が日本相撲協会を退職することが2日、複数の協会関係者の話で分かった。9日に記者会見を開く見込み。

 宮城野親方は元幕内北青鵬の暴力問題で自らの部屋が閉鎖となり、昨年4月から弟子とともに伊勢ケ浜部屋に所属していた。宮城野親方は1年以上が過ぎても部屋再開の見通しが立たないことなどから協会退職の意向を持っていた。

 宮城野親方は通算1187勝など数々の史上1位記録を打ち立てた。現役時代の終盤は独善的な振る舞いや粗暴な取り口で批判を浴び、年寄襲名に際しては協会の規則を守ることや逸脱した言動を行わないなどの誓約書に署名した。2019年9月に日本国籍を取得した。


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