2025年6月4日 18:43 | 無料公開

記者会見で説明する北岡逸人さん=4日午後、佐賀県庁
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた佐賀県玄海町での文献調査を巡り、反対する市民グループは、原子力発電環境整備機構(NUM0)による調査の認可申請の無効を求め、武藤容治経済産業相に審査請求した。佐賀市で4日、記者会見し明らかにした。5月31日付。
行政不服審査法に基づく措置で、請求人には九州各県などから集まった204人が名を連ねた。
審査請求では、NUMOは玄海町の近くに約260万年前以降に活動した火山があることを県や町に説明せず、申請したと主張し「重要な事実を説明しないで文献調査の実施を決めたことは、最終処分法に違反している」と訴えた。