核ごみ調査無効求め請求 市民グループ、佐賀・玄海

記者会見で説明する北岡逸人さん=4日午後、佐賀県庁

 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた佐賀県玄海町での文献調査を巡り、反対する市民グループは、原子力発電環境整備機構(NUM0)による調査の認可申請の無効を求め、武藤容治経済産業相に審査請求した。佐賀市で4日、記者会見し明らかにした。5月31日付。

 行政不服審査法に基づく措置で、請求人には九州各県などから集まった204人が名を連ねた。

 審査請求では、NUMOは玄海町の近くに約260万年前以降に活動した火山があることを県や町に説明せず、申請したと主張し「重要な事実を説明しないで文献調査の実施を決めたことは、最終処分法に違反している」と訴えた。


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