部活の不適切指導者、排除を検討 有識者会議、認定制度の必要性

 公立中学校の部活動改革で、スポーツ庁が暴力や暴言などの問題を起こした外部指導者を排除する仕組みを検討していることが28日、分かった。関係者によると、受け皿となる地域のクラブの要件に、不適切な指導者を登録しないなどの項目を設けて対応する方向。

 部活動改革では、教員以外の外部指導者が関わることになり、生徒の安全確保が課題となっている。スポーツ庁と文化庁の有識者会議が今月にまとめた提言は、国として民間クラブの質を担保するための認定制度を構築する必要性を指摘。8月ごろの公表を目指し、今後専門家を交えて議論を急ぐという。


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