柔道女子４８キロ級でパリ五輪金メダルの角田夏実（ＳＢＣ湘南美容クリニック）が２３日、東京都内で取材に応じ、自身は出場しない来月の世界選手権（ブダペスト）について「日本の選手を素直に応援できるのか。悔しかったり、自分も出てみたいと思ったりするのか。気持ちを知れる部分があり、楽しみだ」と期待を語った。

　３２歳の角田は世界選手権出場を回避し、今後の活動方針を慎重に模索している。体重無差別で争う４月の全日本女子選手権は最軽量級ながら３回戦まで進出。「もう少し上に行けたのではないか」と残念がり、再度の挑戦については「ちょっと興味はある」と笑顔で話した。

　この日はスポーツジムの開店イベントに出席。現在は体力トレーニングを中心に、柔道の稽古は週に１度程度行っているという。