2025年5月13日 17:30 | 無料公開
有害化学物質を国際的に規制するストックホルム条約の締約国会議は13日までに、有機フッ素化合物(PFAS)の一種「長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC―PFCA)」と、その関連物質を廃絶することで合意した。使用や製造、輸出入が原則禁止になるが、半導体や自動車の交換用部品など一部用途では利用を認める条件を付けた。
シロアリ駆除などに使われた有機リン系殺虫剤「クロルピリホス」と、難燃性樹脂の原料などに使われる「中鎖塩素化パラフィン」も廃絶対象に追加。残留性や毒性などから判断した。締約国の日本も国内規制を進める。
防水加工などに使われるPFASは環境汚染が問題化し、健康影響も懸念されている。








