2022年3月3日 09:02 | 無料公開

選手会が用意した施設に設置されたマウンドで投球練習する選手ら=2日、メサ(共同)
【メサ(米アリゾナ州)共同】労使交渉の決裂で米大リーグの開幕延期が決まって一夜明けた2日、キャンプ地の一つ、アリゾナ州メサでは選手会が用意した練習施設でパイレーツの左腕バンダら10人前後の選手が体を動かした。各球団の主力級の姿はなかったが、選手会関係者によると「来週からは利用する選手が増える見込み」という。
大リーグは昨年12月に旧協定が失効し、労使に絡む活動が止まるロックアウトに突入。機構と選手会は1日まで9日連続で新協定締結に向けて交渉を行ったが、合意できなかった。
キャンプ開始や開幕時期の見通しは立っておらず、大谷翔平らの調整遅れが懸念されている。