2012年9月25日 17:12 | 無料公開
名古屋市の老舗劇場「御園座」が、ミュージカルや若い世代向けのコンサートの誘致を強化し、演目の拡充を図る構想を準備していることが25日、分かった。新たな芸能事務所との提携も視野に入れている。 歌舞伎や時代劇を中心とした舞台が中心だが、顧客層を広げて収益を強化する。今月末に迎える債務返済期限の延長に向け、銀行と最終調整に入っており、事業継続策を具体化して示し、信用力を高めたい考えだ。 ただ、銀行側は費用がかさむ事業に難色を示すとみられ、実現には課題が多い。 御園座幹部は「劇場をリニューアルし、伝統芸能や演歌ショーにとどまらない幅広い公演を招きたい」と意気込む。