長崎で元寇沈没船の再発掘開始 音波探査で新たな発見へ 

 長崎県松浦市と琉球大(沖縄県西原町)の池田栄史教授(考古学)の調査チームは24日、松浦市・鷹島沖の鷹島神崎遺跡で、鎌倉時代の元寇の沈没船とみられる船の再発掘調査を開始した。調査は10月12日まで。

 今回の調査では昨年10月に見つかった船体西側の海底を調べる。6月の調査同様、船や周辺から見つかった中国製の磁器などの音波探査で反応の違いを分析し、新たな元寇船の発見に生かす。

 池田教授によると、伊万里湾全体で100カ所以上、何らかの反応があるが、水深などの関係で調査できるのは約40カ所。現在、調査対象をうち十数カ所に絞り込んでいる。


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