強豪引っ張る支柱 決意込めた配置転換 川上輝良(拓大紅陵) 【マスク越しの視線 主役は捕手】(6)

捕手で主将の川上。常にチームを引っ張っている=木更津市内
捕手で主将の川上。常にチームを引っ張っている=木更津市内
練習中、思ったことは積極的に仲間へ伝えるという川上
練習中、思ったことは積極的に仲間へ伝えるという川上

 拓大紅陵3年の川上輝良は捕手で主将。練習前後の円陣はいつも中心で、ナインを引っ張っている。頼れる精神的支柱は「高校最後の大会。調子も上がって、いい雰囲気でやれている」と勇ましい顔つきで話す。

 春まで遊撃を守っていたが、腰のけがで県大会後に動きの少ない捕手へ配置転換。夏まで時間が限られる中、思い切った決断だったが「遊撃で痛みをだましてやるよりいい。高校野球はあと少ししかできない。どうしてもチームに貢献したかった」。和田孝志監督に思いを伝えた。

 急ピッチで投手の ・・・

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