開業時期を前倒し 需要見込みGW前に 昭和の森ユースホステル跡施設

 千葉市は今月末に廃止予定の「昭和の森ユースホステル」の跡施設を活用した新施設「昭和の森フォレストビレッジ」が4月26日に開業すると発表した。当初は7月中の開業を予定していたが、合宿所の書き入れ時となるゴールデンウイークに合わせ、開業時期を前倒しした。

 市公園管理課によると、昭和の森ユースホステルは1983年に開業した。近年は利用客が減少し、市は今月末で廃止することにした。市は跡地活用のため民間事業者を募集。2社が応募し、市公園等活用事業者選定会議で宿泊施設運営業「R.プロジェクト」(鋸南町)が選ばれた。

 合宿などの需要が多いと想定される上、小規模の改築にとどまることから、開業時期はゴールデンウイーク前に前倒しし、改築工事は約1カ月で行う。工期は早まるが、施設の内容は変更しない。

 開業後、フォレストロッジの休憩スペースとなる屋外ウッドデッキの利用を7月1日に開始する。来年3月末には多目的広場「フォレストフィールド」の整備を完了する。

 開業を前に、R社は利用料金を設定した。フォレストロッジ(1泊2食)は、通常シーズンで大人7100円、中学~大学生5760円、小学生5350円、3~6歳3090円。フォレストキャンプの宿泊(1サイト)は通常シーズン、車1台とテント1張りのオートキャンプ4千円、テント1張りのフリーサイト1500円。オフシーズン、ピークシーズンでそれぞれ料金が異なる。

 キャンプ場とロッジの予約受付は、13日から始まっている。問い合わせはR社、電話03(3490)9611。


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