牛乳の風味生かした新アイス開発 米ペーストで溶けにくく 千葉市花見川区の福祉事業所 農福商連携で安定就労へ

米のペーストを使用した新アイス「ちばミルク」を作るオリーブハウスのアイス班(オリーブハウス提供)
米のペーストを使用した新アイス「ちばミルク」を作るオリーブハウスのアイス班(オリーブハウス提供)
試作を重ねて製作した「ちばミルク」。牛乳本来の味を楽しめるアイスに仕上がった
試作を重ねて製作した「ちばミルク」。牛乳本来の味を楽しめるアイスに仕上がった

 千葉市花見川区の障害福祉サービス事業所「オリーブハウス」が、新たなオリジナルアイス「ちばミルク」を開発した。地元産の「八千代牛乳」を使い、同事業所で働く障害者らが29回もの試作を重ねてアイスを製造。食品添加物を一切使わず、米のペーストで固めることで、牛乳の風味を最大限生かしたアイスになった。販路も拡大し“農福商連携”で障害者らの安定した就労環境確保につなげる。

 オリーブハウスは、障害者福祉施設では珍しいアイスの製造を2001年から行っている。従来、地域のイベントなどで対面販売を行ってきたが、新型コロナ禍で販売が難しくなり、売り上げが減少していた。

 そこで、これまで ・・・

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