2022年7月8日 05:00 | プレミアム限定記事
ユネスコの無形文化遺産に登録されている香取市の「佐原の大祭夏祭り(八坂神社祇園祭)」が15~17日の3日間、3年ぶりに開催される。中止となれば地元の高校生らが祭りを経験しないまま卒業してしまい継承の妨げとなるため、関係者は「今年は『やらなくては』という思いでいた」と心境を吐露。観光業界からも期待の声が上がった。
(香取支局 中瀬健太)
佐原の大祭は、夏(八坂神社祇園祭)と秋(10月、諏訪神社秋祭り)の2回行われ、300年以上の伝統がある。哀愁漂う佐原囃子(ばやし)の音色に合わせ、大人形を飾った豪華絢爛(けんらん)な山車が佐原の町並みを練り歩く。
◇コロナで2年中止
香取市によると、戦後で山車行事が中止となったのは、新型コロナウイルスの流行が本格化した2020年が初。住民と祭りは切っても切れない関係で、東日本大震災があった11年も、夏祭りは液状化の被害があった小野川沿いを避けるなどして通常通り開催した。
ウィズコロナの生活が続く中、祭り文化を継承し ・・・
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