2022年3月28日 21:22 | 有料記事

記者会見で謝罪する星岡明病院長(右から2番目)ら=28日午後、千葉県庁
千葉県こども病院(千葉市緑区)は28日、入院中の10歳未満の女児に挿入していた気道を確保し呼吸を補助する器具「気管切開チューブ」が外れ、女児が死亡する医療事故が2019年7月に起きたと発表した。死因は低酸素血症で、チューブが外れたことにより呼吸困難に陥った可能性が高いという。同病院は調査委員会を立ち上げ原因を検証し、医療管理体制に不備があったと謝罪した。既に酸素モニターを常時装着するなどの対策を講じたとしている。
女児は先天性の呼吸器疾患があり、チューブを常時挿入し入退院を繰り返していた。同年6月上旬、発熱をきっかけに一般病棟に入院し、内科や外科的治療を受けていた。
同病院によると、午後9時10分ごろ、担当看護師がうつぶせ状態の女児をナース ・・・
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