【未明の砦】(67) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第一章 発端の夏(五十二)

「けど、ものごころついた頃にはもう、親父が家にいるだけでビクビクしてたな。日曜とか普通にビール飲んでナイター観てるなって思っても、ちょっとしたことでキレるわけ。母親を ・・・

【残り 873文字、写真 1 枚】



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