【うずしお高校浄瑠璃部】(259) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(三十八)

 圭介は目をつぶり、うず潮に巻かれて海中に引きずりこまれていく自分とさつきの姿を思い描いた。

 押し寄せる水の壁のなかでもがく二人。息 ・・・

【残り 734文字、写真 1 枚】



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