上総一の宮で恋に悩む 芥川龍之介(7) 中谷順子 【房総の作家】

 大正3年夏、龍之介は堀内利器に誘われ、上総一の宮の渡辺七郎家で、蔭山蕉雨らと海水浴にひと夏を過ごしている。

 そのときの龍之介の姿を、秋場淳氏が当時、食事の世話をした小林さんに聞いた話として次のように伝えている。
【残り 962文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る