2019年12月2日 05:00 | プレミアム限定記事
千葉駅北口から徒歩5分、栄町の手前にひっそりと立つのが千葉の音楽文化を支えてきたライブハウス「千葉LOOK(ルック)」だ。今月、30周年を迎えた。収容人数は200人と小規模だが、ステージの高さは約20センチしかない。アーティストはまさに目の前、手が届く距離の近さを売りにしており、連日熱いステージが繰り広げられている。
場内に段差はなく、元々スナックだった名残で大きな柱が立つ。サイトウヒロシ店長(56)が「見にくくて有名です」と笑う。今でこそ全国区のバンドのツアーに組み込まれるが、1989年の開業当時は苦難の連続。東京との近さが災いし、千葉で公演するバンドが少なかった。人脈もなく、店長自ら出演バンドの手配に奔走。手探りでの運営が続き「最初は半年でつぶれると思っていた」。だが、地道な活動を続け5年ほどたつと県外のバンドが公演を行うようになった。
地元出身のバンド「BUMP OF CHICKEN」や「氣志團」も有名になる前に出演しており、このステージから全国へ羽ばたいた。「氣志團」 ・・・
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