熱帯雨林への理解深めて 動物科学館改修、29日オープン 千葉市動物公園 大人も楽しめる「エコツアー」

改修の目玉となるエントランスホールの「フタバガキ」。全長70メートルという巨大樹のうち根元から約12メートルを精巧に再現=千葉市動物公園「動物科学館」
改修の目玉となるエントランスホールの「フタバガキ」。全長70メートルという巨大樹のうち根元から約12メートルを精巧に再現=千葉市動物公園「動物科学館」
千葉市動物公園が「登録博物館」に登録され、証書を掲げる鏑木園長
千葉市動物公園が「登録博物館」に登録され、証書を掲げる鏑木園長

 千葉市動物公園(同市若葉区)は「動物科学館」の改修工事を完了させ、29日にリニューアルオープンする。テーマを「熱帯雨林」とし、多くの絶滅危惧動物が生息する環境の重要性や、人間による破壊の歴史などを幅広い年代に考えてもらうため、学習施設の要素を強化した。同園の鏑木一誠園長は「動物を見るだけではなく、野生動物の自然環境のうち熱帯雨林の現状や破壊されている事実を学べる施設。大人も楽しめるエコツアーを体験し、自らの行動につなげてほしい」と呼びかけた。

 動物科学館は、1985(昭和60)年の開園当初からあり、これまではエントランスホールにアジアゾウの骨格標本を展示し、動物の夜間行動などを紹介してきた。初の全面改修で事業 ・・・

【残り 831文字、写真 3 枚】



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