2025年2月20日 05:00 | 有料記事

千葉市役所
千葉市の新年度当初予算案は、3月に市長選を控えるため、政策的判断の伴う事業を抑えた編成ながら、過去最大規模となった。前年度の55件から29件に半減した新規事業のうち10件を占めたのは、子ども・教育関連施策。特に虐待や不登校、発達障害といった困難な状況にある児童生徒と家庭への支援に重点を置いた。
市内の虐待相談対応件数は2023年度に2409件に上り、5年間で1・5倍以上に増えた。対策として新規に3事業を導入するため、計1600万円を計上した。
虐待が発生した親子には関係修復のため支援プログラムを実施する。児童相談所では児童の意見を把握して関係機関に代弁する支援員を配置。子育てに悩む保護者 ・・・
【残り 1250文字】