2024年12月21日 05:00 | 有料記事
長生村立高根こども園で19日、年長児19人がちぎり絵でオリジナルの年賀状を作り、茂原郵便局の出張ポストに投かんした。祖父母やいとこなど大切な人に宛て、心を込めて手作りした園児は「よろしくお願いします」と元気に声をそろえ、郵便局に戻る局員を見送った。
村立3こども園で毎年行われる恒例行事。各園で月1回、創作教室を開いている美術家のこまちだたまおさん(53)が作り方を教えた。
園児は、あらかじめ色を付けた障子紙を切り貼りし、「富士山」や「星空」などを独創的に表現。こまちださんと一緒にオリジナルの「賀正」のスタンプを押し、出来上がった年賀状を笑顔でポストに入れた。同局員のほか、長生、一松の各郵便局長も園児を見守った。元旦に届く予定という。
祖父母に送った園児は「うまくできた。うれしい気持ちになってほしい」と満足そう。こまちださんは「気持ちを伝える大切さや、自分らしさをどう表現するかを学んでほしい」と願った。