2024年10月31日 05:00 | 有料記事

和服で通すことが多かった幸田文。本人が身に着けた着物と紅葉の柄の帯(中央)が展示されている=市川市

孫の青木奈緒さんは「私にとっては孫に大甘なおばあちゃんでした」とほほ笑んだ
明治を代表する文豪・幸田露伴の次女として生まれ、多彩な分野で活躍した作家・幸田文(1904~90)の企画展が市川市文学ミュージアムで開かれている。戦後間もなく市川に移り住み、この地で露伴の最期を看取るなど市川とのゆかりも深い。初公開資料を含む自筆原稿や愛用品が展示されている。12月22日まで。
東京生まれ。病に伏した露伴の看病の記録「雑記」で作家デビュー。86歳で亡くなるまで随筆・小説・ルポルタージュとさまざまな分野で活躍した。生誕120周年の今年、同 ・・・
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