W杯4度のレジェンド タッチラグビー日本代表の市川市職員・山形ありささん(29) 【ひと模様】

 ラグビーの激しいタックルを体へのタッチに置き換え、「より安全で簡略化した」タッチラグビー。最高峰のW杯に女子日本代表として4度出場、7月のイングランド大会ではキャプテンとしてチームを引っ張り4位と健闘したが、惜しくもメダルを逃した。市川市に住み、同市職員として働きながら、11月の全日本選手権での所属チーム優勝を目指す。

 大分県生まれ。父が転勤族で、幼い頃は船橋市やロンドン、札幌市と転々とし、小学3年の時に市川市に。市内の小中高一貫校、国府台女子学院中学部に入学して部活案内で出合ったのが6人制のタッチラグビー。初めて見るプレーに新鮮な驚きを受け入部した。「新人はみんな未経験。頑張れば試合に出られる」と夢中になり、高等部1年で4年に1度のW杯(2011年)日本代表に初選出。大学生の時に2度目を経験し、会社員時代の3度目の出場で銅メダルを獲得した。

 日本代表のキャプテンに就任し「次は金メダルを」と意気込んだ矢先、新型コロナ禍に見舞わ ・・・

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