2024年8月29日 05:00 | 有料記事

人気のそば屋を経営する吉田孝男さん(左)と、長男の孝次さん。そば屋のうま味を凝縮した「カツカレー」も人気商品=千葉市中央区

平日の昼間は行列ができる店舗。テレビ放映以降、1日20食ほどだったカツカレーの注文は、120食に及ぶ日もあるという
県庁や裁判所など官公庁が集まる千葉市中心街の一角に店舗を構え、平日昼間は公務員や会社員らが行列を作る人気のそば屋。近くの阿づ満庵本店から独立し「旦那(だんな)」の吉田孝男さん(78)が1972年に支店として創業した。
その後、東京・浅草の老舗料理店・今半で修業を積んだ長男で若旦那の孝次さん(45)と“二枚看板”の経営となり22年以上たつ。
そば屋だけに麺類が主役。麺つゆ作りに妥協はない。カツオとサバの自家製削り節を使って早朝から仕込み、「辛汁(からじる)」「出汁(だし)」を用意する。甘すぎずうま味の強い「そばつゆ」は多くのファンに支えられている。
麺類の注文が圧倒的に多いが、昨年テレビ番組で「カツカレー」(税込み1050円)が紹介されると、一気に主力商品の一つに。
孝男さんは「他店では真似でき ・・・
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