2024年3月4日 05:00 | 有料記事

御宿駅に貼られたポスター。車内料金案内の部分が波紋を呼んでいる

JR東日本の特急「わかしお」

特急料金の変更についてまとめた表。カッコ内の料金は2024年6月30日までのキャンペーン価格(JR東日本提供)
今春実施する房総方面の特急の全車指定席化と料金変更に伴い、JR東日本が千葉県内の駅に張り出したポスター内容について「料金トラブルが起きるのでは」と心配する読者の声が双方向型調査企画「ちば特(千葉日報特報部)」に寄せられた。読者が問題視するのは「特急券が購入できない駅からの乗車でも、割高となる車内料金の特急券を購入しなければならない」との趣旨の説明書き。県内には指定席券売機が整備されていない特急停車駅も少なくないため、ネット上でも「物理的に購入できないのに『罰金だ』」などと反発の声が上がっている。JR東にポスターの真意を尋ねた。
(「ちば特」取材班 町香菜美)
外房線御宿駅に張り出されたポスターは、特急わかしお号が3月16日から自由席をなくし、全車指定席とすることを告知。特急料金については「車内で買う→事前料金+260円」と表記し、その下に小さな字で「切符の購入が出来ない駅からの乗車でも、乗車前に特急券の購入がない場合は基本的に車内料金で特急券の購入が車内で必要となります」と続く。
その上で、ネット予約できる「えきねっとチケットレスサービス」などの利用検討を呼びかけている。
◆「車内罰金だ」
「JRの都合で窓口が閉鎖され、指定席券売機の整備されていない駅から乗車する場合でも、問答無用で車内料金を収受するという暴挙が行われようとしている」。情報提供を寄せた大阪府の30代男性は憤りをあらわにする。
こうした ・・・
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