履物屋からカフェ、異色の経歴 千葉銀座で100年の「呂久呂」(千葉市中央区) 「街の財産になれれば」

千葉銀座商店街の老舗カフェ「呂久呂」。店頭でも手作りケーキやフルーツサンドを売っている=千葉市中央区
千葉銀座商店街の老舗カフェ「呂久呂」。店頭でも手作りケーキやフルーツサンドを売っている=千葉市中央区
履物屋から陶芸ギャラリーになり、さらにカフェとなった異色の経歴を振り返る4代目の野口由布子さん
履物屋から陶芸ギャラリーになり、さらにカフェとなった異色の経歴を振り返る4代目の野口由布子さん
食パン1斤を使った一番人気の「チーズカレー玉子ジャンボトースト」
食パン1斤を使った一番人気の「チーズカレー玉子ジャンボトースト」

 食パン1斤を使ったインパクトあるトーストがSNSなどで人気を集めるカフェがある。千葉銀座商店街(千葉市中央区)の老舗「呂久呂」。“写真映え”するトーストを求めて若者らも多く集まる呂久呂の始まりは、明治時代の半ば。履物屋から始まり、戦後は陶芸ギャラリーに。そこからカフェになった異色の経歴を持つ。4代目の野口由布子さん(53)は、100年以上の歴史を振り返り「千葉の人たちのつながりが生まれてきた大切な場所。これからも続けたい」と見据える。

◆陶芸好きが高じて

 呂久呂は、野口さんの ・・・

【残り 1137文字】



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