2023年10月13日 05:00 | 有料記事

「ちばガストロノミーAWARD」をPRする実行委員会の(左から)有働政博さん、萩原実行委員長、田中良平さん=千葉市中央区
千葉県の“食”の魅力を表現する飲食店と生産者を発掘し、表彰する「第1回ちばガストロノミーAWARD」の募集が始まった。味に加え、食材と料理人それぞれの文化や物語も評価点とするのが特徴で、両者をマッチングして優れた県ならではの料理開発につなげる。県内の食や地域に造詣が深い審査員を招いて審査する。応募は今月末まで。同様の趣旨で評価する表彰は県内で初めてという。
主催する「ちばガストロノミー県実行委員会」によると、ガストロノミーは「美食学」の意味にとどまらず、風土や文化、歴史を料理に表現するとの意味を含む。表彰をきっかけに豊かな自然と人材を抱える千葉のポテンシャルを引き出し“千産千消”のサイクルを創出したい考え。
同アワードには飲食店部門、生産者部門の2部門を設定。おいしさだけを問うのではなく、食材や料理を生み出した多様な風土や歴史、シェフの思いなど食に関する「一連のストーリー」をそれぞれの部門ごとに評価する。地域課題の解決に向け、最大1千万円が支給される県 ・・・
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