失われた製法再現に全力 鎌倉の名刀へ、挑戦続く 日本刀(千葉市若葉区)【房総伝統の技 千葉県誕生150年】(3)

玉鋼を熱する松田さん=千葉市若葉区
玉鋼を熱する松田さん=千葉市若葉区
小乱れの刃文が見られる松田さんの作品
小乱れの刃文が見られる松田さんの作品

 「鎌倉の刀を再現することが刀鍛冶の目標だった」。名刀とされる刀は鎌倉時代に多いが、その製作技術は江戸時代には失われてしまっていた。千葉市若葉区の刀鍛冶、松田周二さん(74)は失われた古名刀の技術を解き明かし、よみがえらせることに力を注いできた。さらに「作った技術が分かれば超えることだってできる。国宝や重要文化財の名刀との競争」と強調する。

 教育大学に入学したものの、画家を志し東京芸大を目指した。休学して東京で予備校生活を送る中、博物館などで日本刀の魅力に触れた。芸大は不合格になり、長野の刀匠に弟子入り。この世界では遅い24歳だった。修行を積み重ね30歳を過ぎたころ船橋市で独立。現在は同区に鍛治場を構える。 ・・・

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