文豪の仕事場後世へ 遺族尽力、市役所に復元 永井荷風の書斎(市川)【ふさの国探宝】

 作家は没後3年で忘れ去られると言ったのは松本清張だが、死後も長く読み継がれるまれな作家もいる。永井荷風(1879~1959)もその一人。市川で暮らし、その自由な生きざまは今も語られる。荷風終焉(しゅうえん)の地となった市川市八幡の旧宅に残っていた居間が同市役所に移築再現され、公開されている。< ・・・

【残り 1319文字、写真 3 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る