2025年2月11日 05:00 | 有料記事

キャンプを視察した井端監督(左)と西川史礁
ドラフト1位ルーキー・西川史礁外野手が石垣島キャンプで存在感を見せ続けている。とりわけ強烈なインパクトを見せているのが打撃。鋭いスイングで積極的にアプローチする姿が首脳陣の目に留まっている。そんな黄金ルーキーにとって、大事なターニングポイントとなったのは昨年3月、大学生ながら侍ジャパンの一員として出場した欧州代表との強化試合(京セラドーム)だ。
「最初、めちゃくちゃ緊張しました。大学生でプロの中に入ったので。でも大学時代にこの体験をできたことは、めちゃくちゃ大きかった。なかなかできる経験ではない。ありがたかった」と西川は回想する。
プロのトップ選手が集まっていた侍ジャパン。そこでさまざまな選手と話す機会を得た。どちらかというと、向こうから気を遣って話しかけてくれたと言った方が正しいかもしれない。中でもよく会話をしたのはスワローズの塩見泰隆外野手。「同じセンターを守っていることもあって、話をする機会が多かった。本当に気を遣っていただいて『大学は楽しいか?』とか話をしにきてくれた。そこから広がっていろいろなことを教えてもらいました」と振り返る。
そんな西川の出番は3月6日の第1戦。塩見の代走として五回に登場。 ・・・
【残り 722文字】