2023年9月16日 05:00 | 有料記事

けがと戦いながらも結果を示す荻野の背中は頼もしい
チームを救う一撃だった。4連敗で4位イーグルスに3ゲーム差まで詰められて迎えた9月12日、本拠地でのイーグルスとのゲーム。2点ビハインドの七回に起死回生の一発を放ったのはプロ14年目ベテランの荻野貴司外野手だった。無死一、二塁の絶好のチャンスを作りながら2つのアウトを重ね、好機がしぼみかけた場面。イーグルス先発則本の初球。高めカットボールを強振。打球はそのままレフトスタンドに消えていった。
「ストレート待ちのカットボールだったけど、うまく身体が反応して打つことができた。感触としては微妙。越えるかなぐらい。半信半疑の気持ちで走っていたけど入ってよかった。気持ち良かったです」と荻野は今シーズン初本塁打、12年連続本塁打を記録することになったアーチを振り返った。
高めの甘めのところの直球に目付けをして待っていた。「球種が違っても目付けをしたゾーンで身体が反応できたら打とうと思っていた」というベテランらしい対応で強打。打球 ・・・
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