2017年1月11日 12:22 | 無料公開
18世紀から19世紀中頃、鋭い感受性をもって時代の出来事などをテーマとしたロマン主義が主流であったフランス画壇において、自然観察を重視し身近な森や農村風景等を写実的に描こうとする写実主義が巻き起こり、フォンタネージ、ミレー、クールベらによるバルビゾン派が誕生しました。日本洋画の先駆者である浅井忠は、フランスに留学し、そのバルビゾン派の画家から洋画を学び、日本画壇の発展に尽力しました。
また一方では、そのバルビゾン派の主題を受け継ぎつつも、日本固有の絵画芸術である浮世絵に影響を受け、明るい描法を取り入れた印象派が誕生しました。
当館は、浮世絵を創始した菱川師宣の記念館として運営していますが、開館30周年を記念し、平成27年度は日本の芸術である浮世絵が西洋画壇に及ぼした影響、さらに平成28年度は郷土ゆかりの浅井忠やバルビゾン派の画家たちの芸術による日本画壇への影響等を紹介し、浮世絵からはじまる日本画壇の変遷、さらには地域の芸術文化振興の一助としたく企画いたしました。
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1月21日(土)~3月5日(日) | |
会 場 | 菱川師宣記念館 | |
交 通 | JR内房線保田駅又は安房勝山駅下車(徒歩20分) 富津館山道鋸南保田ICより5分 | |
問合先 |
菱川師宣記念館 TEL0470(55)4061 |