牛尾の蛇祭り/白幡神社・潮神社(多古町)

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 江戸時代から続く祭礼で、八岐大蛇伝説になぞらえた豊作祈願の伝統行事です。毎年、11月15日の日曜日又は15日が平日の場合は15日の直前の日曜日に白幡神社・潮神社で行われています。

 祭りの前日は、両社の氏子がそれぞれの当番の家に集まり、稲藁を用いて長さ約8mの大蛇を作り、蛇の尾に「天下泰平」・「五穀豊穣」と書した剣を付け、仕上がった大蛇は、その夜、当番の家の座敷に飾られ当日を待ちます。

 翌朝、当番の家に集合する十数名の若者たちに酒肴が振舞われた後、大蛇を前後左右に揉みながら神社をめざします。氏子中の童子が扮する素戔鳴(すさのおの)尊(みこと)の荒方、稲田姫に扮する女方を先頭に立て、囃子方が後に続きます。社前に至り、境内でひともみした後、大蛇は鳥居に巻きつけられ、しめ縄として来年まで地域を災いから守ります。

日 時 11月15日(日)11:00~13:00 ※時間は予定
会 場 白幡神社・潮神社/香取郡多古町牛尾
交 通 JR総武本線横芝駅からバス多古行「上郷」又は「山中入口」下車(約20分)
問合先 TEL(0479)76-5404 多古町産業経済課
URL http://www.town.tako.chiba.jp/midokoro/hebi.html