2023年11月12日 05:00 | 有料記事
県を代表する特産品の梨がピンチだ。梨に被害を及ぼす火傷病の発生が中国で確認され、国は8月に花粉の輸入を停止。このため、来年の人工授粉に必要な花粉が足りなくなる恐れがある。梨を巡っては、今年も猛暑で晩成種「新高」の出荷量が大幅に落ち込み、打撃を受けた生産者も多い。花粉の輸入停止は長期化する可能性もあり、県や関係機関は来年の授粉用花粉確保はもちろん、生産者が継続して梨を栽培していけるよう支援に万全を期してほしい。
火傷病は細菌が原因で、梨やリンゴ、ビワなどに感染。 ・・・
【残り 680文字】