県内も自民大勝 11議席、民主は2勝

 過去最多の66人が立候補した県内13小選挙区は、即日開票の結果、自民党が11選挙区を制し圧勝、民主党に大敗した前回選挙の雪辱を果たした。民主は2議席にとどまり惨敗。新興勢力の第三極は、10人を擁立した日本未来の党のほか、8人を立てた日本維新の会、5人が出馬したみんなの党はいずれも小選挙区で議席を獲得できなかった。共産、社民も埋没した。投票率は58・49%で前回を6・38ポイント下回った。

 都市部の選挙区では第三極の候補が乱立したことで無党派層の支持が分散。結果的に組織力のある自民に利する形となった。

 千葉1区は民主前職の田嶋要氏が、自民新人の門山宏哲氏との大激戦を制し県都の議席を死守した。

 2区は自民新人の小林鷹之氏が、維新新人の中田敏博氏、民主新人の樋口博康氏らを破り初当選。未来前職の黒田雄氏は埋没した。

 3区は、自民前職の松野博一氏が、未来前職の岡島一正氏らを大差で下した。

 4区は首相で民主前職の野田佳彦氏が、自民元職の藤田幹雄氏や未来からの刺客の前職、三宅雪子氏らを圧倒した。

 二大政党に第三極が挑んだ5区は、自民元職の薗浦健太郎氏が返り咲きを果たした。

 6区は、自民元職の渡辺博道氏が民主前職の生方幸夫氏の猛追を退けた。

 最多7政党が激突した7区は、自民前職の斎藤健氏が終始選挙戦をリード、大差で選挙区初勝利を飾った。

 8区は自民元職の桜田義孝氏が民主前職の松崎公昭氏を圧倒し、リベンジを果たした。

 9区は自民新人の秋本真利氏が、民主前職の奥野総一郎氏との激戦を制し初当選。猛追する維新新人の西田譲氏は及ばなかった。

 10区は前回比例復活の自民前職、林幹雄氏が底力を見せ、民主前職の谷田川元氏を寄せ付けなかった。

 前回も小選挙区議席を守った11区は自民前職の森英介氏、12区の自民前職の浜田靖一氏はいずれも安定した戦いぶりで未来前職を圧倒した。

 13区は自民新人の白須賀貴樹氏が、民主前職の若井康彦氏らの追い上げをかわし初当選を果たした。


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