現新3候補の争い 市活性化や環境保全訴え 野田市長選告示

 任期満了に伴う野田市長選は17日告示され、いずれも無所属で、新人で元市議の高原光雄氏(64)、元市議の高梨守氏(65)、6期目を目指す現職の根本崇氏(66)=自民、公明、民主、社民推薦=の3人が立候補を届け出た。各候補は出陣式で支援者を前に、まちの活性化や市長退職金の廃止、環境保全など、それぞれが掲げる政策を強調。高原、高梨両候補は現市政への批判も交え、根本候補はこれまでの実績を強調しながら、1週間の選挙戦に臨む。

 高原候補は同市上花輪の事務所近くの駐車場で出陣式。支援者を前に「この20年間で、野田市から商店街がなくなった。あと4年間でどれだけの事ができるのか」と現市政を批判した。

 高梨候補は同市泉の選挙事務所で第一声。「市民と一体となって一人一人の意見を聞いて決断していく」と市民参加型の市政運営の推進を訴えた。現職候補の多選批判も繰り広げ、「市長は3期までとする条例を作っていきたい」。

 根本候補は同市花井の事務所前で出陣式を行った。集まった周辺首長や議員、支援者を前に、「仕上げの1期として取り組みたい」と応援を呼び掛けた。

 高梨候補は同日市議を自動失職したが、補選は行われない。


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