候補を１人に絞った自民、強固な支持基盤を持つ公明の現職２氏の優勢は揺るがず、事実上、残り２議席を４人で争う構図だった。

　その中で市民ネット元職の山本友子氏は、現職有利の下馬評を覆して返り咲き。市役所近くの事務所で当確の報を受け、支援者の握手攻めに合い「地道な活動が評価された。県議会改革と障害者福祉に取り組む」と興奮気味に話した。

　再選を果たせなかった民主現職の高木衛氏は「減税日本」の推薦を受け、河村たかし代表の応援も得たが、前回吹いた民主旋風は逆風へ変わっていた。「力不足。今後についてはゆっくり考える」と声を落とした。