2011年5月30日 17:39 | 無料公開
市原市長選立候補者(上から届け出順) | |||
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佐久間隆義 | 64 | 無現(2) | |
松本 靖彦 | 68 | 無新 自民 みんな推薦 |
任期満了に伴う市原市長選と同市議選が29日告示され、ともに無所属で、3選を目指す現職の佐久間隆義氏(64)、新人の元中学校長、松本靖彦氏(68)=自民・みんなの党推薦=が立候補を届け出、現新一騎打ちの激戦が幕を開けた。8年ぶりとなる同市長選。震災対策、経済振興策を含めた市の将来像などが争点となりそうだ。市議選には定数36に対し、7人オーバーの43人が立候補する激戦となった。投票はいずれも来月5日で即日開票される。
同市長選は、4年前は佐久間氏が同市長選で初の無投票当選。佐久間氏が現職を破って初当選した8年前以来の“実戦”となる。
佐久間氏は個人の支援組織のほか、民主の岡島一正衆院議員と同党や連合系の県・市議が支援。一方の松本氏を自民とみんなが初めて相乗り推薦。自民の松野博一衆院議員の後援組織が動き“岡島対松野”の代理戦争の様相だ。
佐久間氏は、震災で課題となった臨海部コンビナートの安全対策や五井駅東口の区画整理事業などへの取り組みと実績を強調。「2期8年、一生懸命やってきたができなかったことがある。全力で頑張る。あと4年間やらせていただきたい」と支持を呼び掛けた。
松本氏は「(震災で)困っている状況で、市原市は何をしてるのかという怒りがあった。荒れた里山、シャッター通りの五井駅西口はふるさと。復元させなければ。皆さんの思いを直接市政に届ける」と訴えた。
市長選、市議選とも投票は来月5日午前7時から午後8時まで市内94カ所の投票所で行われ、同市中央武道館で同9時半から即日開票される。