水越氏「全力燃焼したい」 晴れやかに3期目へ抱負 木更津市長選

 現職の水越勇雄氏(70)=自民党・公明党推薦=が2新人を破り、3選を果たした木更津市長選。東京湾アクアラインの通行料値下げや常住人口が過去最多を記録するなど、明るい兆しが見えつつある同市の有権者は「選手交代」ではなく、「2期8年の集大成」を選んだ。一夜明けた29日、記者会見に臨んだ水越氏は「引き続き『元気な木更津』を目指し、全力で燃焼したい」と抱負を語った。

 28日午後10時半ごろ、同市太田の選挙事務所に「当確」が伝わると、水越氏は大勢の支援者とともに万歳三唱。「派手さ、器用さはないが、誠心誠意マニフェストの推進に頑張りたい」と宣言し、お茶で乾杯して喜びを分かち合った。

 一方、約6700票差で敗れた新人の石川哲久氏(62)=民主党・国民新党推薦=は、同市東中央の選挙事務所で「結果がすべて。木更津がしっかりした地域になるよう期待する」と言葉少なに語った。

 水越氏は、自民党や連合千葉など100を超す各種団体からの推薦で手堅い組織戦を展開。石川氏は父・昌氏が市長だったころの支援者に加え、一部の自民系有力者も支持に回ったが、民主への逆風もあり票をまとめきれなかった。


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