2010年7月5日 11:24 | 無料公開
任期満了に伴う鎌ケ谷市長選挙が4日告示され、いずれも無所属で、元市議の岩波初美氏(51)=みんなの党推薦=と3期目を目指す現職の清水聖士氏(49)、元県議の岡田啓介氏(58)の3人が立候補を届け出た。将来を見据えた街づくりや子育て支援策、高齢者福祉などをめぐり舌戦が繰り広げられる。投票は11日で、即日開票される。3日現在の有権者数は8万8874人(男4万4318人、女4万4556人)。
◆「高齢化に備えを」
岩波候補は「10年後は3人に1人が65歳以上になる。財源確保など高齢化社会に備えた体制を、この4年間でつくらなければ間に合わなくなる」と主張。NPO活動や多くの市民運動で培った手法やネットワークを挙げ、環境関連企業の誘致や北総鉄道の運賃値下げを掲げた。
◆8年の実績を強調
清水候補は「血のにじむような行財政改革を進め市の貯金も増えてきた」と2期8年の実績を強調。「次の4年間は暮らしの安心が実感できる街をつくりながら、にぎわいと活力あふれる交流拠点を目指したい」と市政の継続を訴えた。
◆「鎌ケ谷を変える」
岡田候補は「すべての部門に今取り組まなければ地域間競争で取り残される。インフラ整備に批判はあるが地域によりけりだ。背骨である国道464号の整備。なぜ、これをやらないのか。この8年間、多くを失った」と現市政を批判した。