2009年6月13日 12:37 | 無料公開
14日投開票の千葉市長選は、勝敗の行方とともに注目されるのが投票率だ。市選挙管理委員会によると、11日現在の期日前・不在者投票は2万4千人を超え、前回市長選の同時期と比べ1万人以上増加。前回4割を切った低投票率からの脱却に選管も期待を高めている。
市長選投票率は1981年の25・07%がワースト記録。政令市移行後では前々回2001年の40・03%が最高。前回05年は37・20%と、県都も低迷にあえいでいる。
市選管は今回、「QRコード」を印刷したポスターを新たに作成。カメラ付き携帯電話で読み取ると、投開票状況などを速報する特設サイトにアクセスできる。政治離れが目立つ若年層をターゲットにした珍しい試みだ。
また、街頭啓発イベントでは市のマスコットキャラクター「ちはなちゃん」もひと役。千葉都市モノレールはラッピング広告で選挙を告知、投票を呼び掛けている。
一方、期日前・不在者投票者数は1~11日までで2万4075人。前回市長選の同時期と比べ1万426人増、1・76倍の伸びを見せている。
衆院選を控えた「出直し選」という要素のほか、期日前投票所を前回の6カ所(各区役所)からコミュニティセンターなどを加えた12カ所に増設したことも背景としてありそうだ。