【魂の歌を】(4) 真保裕一・作 旭ハジメ・画

 ◆第一章 出会いの時(4)

「違うんだよ。実はバンド・メンバーも少し気にしてたんだ。シンプルと音の薄さは同じじゃないしね」

 御堂の語気が苛立ちに荒れてくる。

 我慢 ・・・

【残り 792文字、写真 1 枚】



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