【未明の砦】(289) 太田愛・作 藤岡詩織・画

  ◆第三章 反旗(七十一)

 秋山は「本工」と聞いただけではらわたが煮えくりかえったかのように、立ち上がって室内を歩き始めていた。

「おまえらはどうか知らないけ ・・・

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