【うずしお高校浄瑠璃部】(222) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(一)

 さて、時はまた流れていきまして、鳴門海峡を見渡す岬に一人佇(たたず)む沢田圭介(さわだけいすけ)は、高校三年生の夏を迎えていました。昨年の秋、唯一の頼れる肉親 ・・・

【残り 842文字、写真 1 枚】



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