【うずしお高校浄瑠璃部】(218) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第六章 潮流(二十一)
  
 すみれの両のまぶたは閉じられ、わずかに開いた唇からは白い前歯が覗いていた。お酒を飲んで、ぐっすり寝ている時の表情に似ていると圭介は思った。だ ・・・

【残り 771文字、写真 1 枚】



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