【うずしお高校浄瑠璃部】(212) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第六章 潮流(十五)
  
 自分の腕に添えられたさつきの手に、圭介も指先をそっと這わせた。ほんのわずかな接触だったが、二人が互いの温もりを感じたのは、鮎屋の滝での ・・・

【残り 736文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る