【うずしお高校浄瑠璃部】(192) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(三十)

 二人は無言になり、ハンカチで髪や顔をふきながら遊歩道を歩いた。

 滝へと落ちていく谷の中腹に小さな寺があった。境内に入ると滝は見えなくなるので、さつ ・・・

【残り 785文字、写真 1 枚】



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